眉毛で分かる時代の流れ

眉毛で分かる時代の流れ

季節ごとに新しい流行を追うへアスタイルほどではないにせよ、眉というのもはやりに敏感です。

 

アイカラー、リップスティックといったいわゆる色ものの時流りを別ラインしたら、

 

メイクアップのはやりは、眉形のそれに主導にされているといっても過言ではないかもしれない。

 

眉のはやりで顕著なのは、80年代のフェミニズム運動盛んなりし頃の「太眉」だ。

 

男性に対抗せんばかりに、女たちは太い眉を競ったものだ。

 

シンボルとなったのは、ブルック・シールズの「ゲジゲジ眉」だろう。

 

日本の女優たちも、大部分この形に走り、

 

不肖私もご多分にもれずこの頃の写真を見ると、雪達磨のたどんさながららの眉である。

 

写真を見れば、眉で年代が言い当てられるという面白い社会現象だ。その反動か、90年代半ばには、

 

極端なつ一の「細眉」フィーバーがやってきた。

 

抜いたり、剃ったりして細さを競う「アムラー」の眉といえば、ピン!とくるだろうか?

 

2000年に入ってからは、顕著なブームはおきておらず眉の形も多様化したような感がある。

 

大自然で太めが主流のように眉尻をあげて細めに仕上げている人も見かける。

 

眉の形を描く時の眉毛の型物指しは90年代の後半に出て、一時流行になった。

 

今日この頃では眉のアートメイクやボトックスなど眉のちょっとした整形もポピュラーになって

 

眉のアートメイクは0・01ミリから0・03ミリという皮膚の薄い所に色をいれるもので、

 

入れ墨とは違って3年から5年でうすくなっていくと言われている。

 

最近は、さらに立体的に見せるために、100色くらいの中から色を選ぶ3Dグラデーションという方法や、

 

1本を描いて、より自然に見える方法をとる店が多いようだ。

 

だけど勉強した者の腕によって、できあがりは月とスッポンだそうで、

 

施術者の話によれば、施術者は細心の注意をして選ばなくてはならないそうだ。

 

猛暑で眉が一瞬で落ちる昨今、私も何回かアートメイクを入れようかと思ったが、

 

作業の時にへアメイクをお願いする先生にその都度袖を引っ張られるような形で踏みとどまっている。

 

「眉はブームがあるから後悔するわよ。それに、年取って肌がたるむと眉も落ちてくるから。」

 

後者の可能性を考えたら、やっぱりやるべきではないと思ってしまう。

 

無害化したボツリヌス菌を注射して筋肉の動きを止めるボトックスは蛾眉といわれる、

 

いわゆる眉尻のあがった美人眉毛を人工的につくる有効なやり方だ。

 

3力月ほどしかもたないのと、

 

このボトックスも医者の腕によって仕上がりが雲泥の差なので、ドクター選びが難しい。

 

美容形成の医者に聞いた話だが、注射を打つ角度や深さや量によって仕上がりが大きく違ってくるらしい。

 

思わぬ計算違いも生じるらしく、個人的に、

 

雑誌インタビューで眉のボトックスを打ったら、かなり熟達した講師だったにもかかわらず、

 

薬の効き始めた3日後に片眉尻の下がった「困ったコちゃんな顔」になって充分、焦り、

 

慌てて打ち直してもらった経験がある。

 

なお、ボトックスは一般的に危険が無いのだと言われているが、稀にアレルギー反応などをおこす人もいるそうだ。

 

実のところ私もその1人で、打った後に顔が無性にかゆくなるので現段階では受けていない。